6月7日(土)に高知城歴史博物館ホールで行われた高知県知事公邸(村野藤吾設計)の文化的価値を考える講演会に愛媛からも参加してきました。主催は建築学会四国支部、講師は村野藤吾研究の第一人者笠原一人京都工繊大学准教授でした。
高知県知事公邸については現在存続が危ぶまれております。四国では唯一の村野作品であり、高知だけでなく四国にとって貴重な近代建築遺産です。 高知の有志たちが長い名前のワーキングチームを立ち上げ、活動をしています。ぜひ四国全体で応援したいところです。
高知県知事公邸は昭和38年(1963年)完成、築62年になる木造(一部鉄骨造)の建築です。現役の公邸としては唯一の村野作品であり、和風と洋風が節度を持って融合する珠玉のような建築だと思います。なんとか良い形で残し、使い続けていただきたいと願うばかりです。