2012年2月19日市民講座「アートがまちにできること」

八幡浜市浜之町にある「菊池清治邸」さんにて、
市民講座「アートがまちにできること」を開催致しました。

主催:八幡浜芸都実行委員会、(社)日本建築学会四国支部
共催:菊池清治邸を活かす会

 

それにともなって、菊池清治邸で発見された、
現存する日本最古の自転車のレプリカが展示されました。こちらは、昨年4月のマウンテンバイクの全国大会に合わせて菊池清治邸にて「日本最古の自転車展」を開催したときに里帰りした木製自転車を八幡浜工業高校の生徒さんが実測し、制作された1/2の模型です。このように再現していただくと、「八幡浜の宝」という想いが強くなりますね。御制作頂きまして、どうもありがとうございました。

そして、オリエンタルダンサー Chappe 氏によるアートパフォーマンス。菊池清治邸の背景に、ダンスの影がゆらりと揺れ、会場全体が大きなうねりを持って非日常的な体験を共有できたのではないでしょうか

その後、松蔭地区公民館に会場を移し、市民講座「アートがまちにできること」を講師の徳永高志氏にご講演頂き、アートとはなにか、八幡浜におけるアートの可能性と直面するであろう色々な法律、実際の他地域の事例を交えながら、分かりやすくご説明いただきました。質疑応答の際には、実際に活動されていらっしゃる方々から率直な質問が出て考えさせられました。

その後の交流会においても、
菊池清治邸をどのように活用していったらよいかに関して
小さい子どものうちから本物の体験ができないか、
小さい子どもをお持ちの親御さんを対象としたものの可能性、
市民一人ひとりが、一学芸員みたいな積極的な関わり方ができないか
歴史のある場所で歴史が感じられるアートに触れられないか
マイノリティーへの配慮
まちづくりの拠点として、インフォーメーション的役割、町の歴史の発掘の拠点・・・・などなど、活発なご意見を頂戴いたしました。書ききれておりませんが、
たくさんのヒントを頂きました。

今年度も引き続き、菊池邸を中心に八幡浜のまちづくりシンポジウムを開催する予定です。

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