伊月善彦支部長
支部長挨拶

公益社団法人日本建築家協会四国支部長  伊月善彦

四国の建築力を高めるべく尽力された先輩方の思いを受け継ぎ、この度第10代目支部長を拝命しました。支部長就任にあたり一言挨拶を申し上げます

日本建築家協会JIA(The Japan Institute of Architects)は、
公益社団法人として運営されている日本で唯一の建築家の職能団体です。

そして日本の中での四国地方は、様々な風土や気候に恵まれた地域です。四国は山々に囲まれ、海にも恵まれ、四季折々の美しい景色が広がっています。
また、四国には古くから伝わる伝統文化や独自の食文化があり、多様な営みが共存しています。私たち建築家は、地域の風土や文化を織り込みながら、建物を設計す   ることが求められます。
四国地方の気候や風土を考慮した建物を設計することは、地域に根ざした建築文化を育み、地域のアイデンティティを守り、育てることになります。

2017年に開催されたJIA全国大会徳島大会で「グローカルに生きる」というテーマを掲げました。私はそれを国際的な視点をもちながらも四国の豊かな自然や文化を活かし
地域に合わせた建築物の設計を目指すという宣言だと捉えました。
地域の方々との密なコミュニケーションを大切にし、環境や建築設計を通して力強く「生きる」ということです。
私たち建築家が地域の文化や風土に貢献するためには、私たちが生き抜く力を持ち得ないと持続可能な活動を続けることはできません。四国支部長としてメンバーの皆さまと共に力を蓄えながら活動していける環境をつくることを目標に支部運営をしていきたいと思います。何卒、皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます。